23年度からサラベツ川改修に着工 帯広建管

2022年07月06日 16時35分

更別村の1.1km区間で 河道拡幅や橋梁架け換え

 帯広建管はサラベツ川改修の2023年度着工を目指している。延長1.1km区間の河道掘削や護岸を施すほか、2橋を架け換える。具体的なスケジュールは未定だが、25年度の完了に向けて本年度は排水設計を進めている。

 サラベツ川は更別村市街地を流れ、北西部の猿別川に合流する延長25.3kmの1級河川。合流地点から上流へ21.5kmは知事管理区間だ。

 対象は、国道236号付近から帯広広尾自動車道近くの延長1.1km区間。河道を幅17―19mから20mに広げ、護岸整備を進める。市街地と農村地帯の浸水被害を防ぐ。

 区間内にある国道236号更別橋と村道更別縦断丙線旭南橋を現地で架け換える。旭南橋は橋長20.5m、幅員7.5mで1978年に開通。新橋の幅員は変わらないが、橋長を22.5mに伸ばす。更別橋は橋長10.6m、幅員7.5mで56年に完成。新橋の規模は決まっていない。

 総事業費は9億6000万円で21年度末時点の残事業費は8億5000万円。国の総合流域防災事業の補助金を活用し、20年度に着手した。本年度は北海道水工コンサルタンツが排水設計を進めている。

 1981年までに猿別川合流点から上流へ17kmの範囲で農業排水整備を終えたが、流下能力の不足により大雨などで度々浸水被害が発生。春先には氷が堆積するアイスジャム現象による氾濫も起きていた。


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