橋長は現橋の5.5倍 総事業費は約21億円を試算
釧路建管は白糠町西庶路で計画する上庶路庶路停線本岐跨線橋架け換えの2023年度着手を要望している。東側にルートを変更して架け換える計画で、現橋の5.5倍に上る橋長69.1m、幅員11.9mとなる見込み。総事業費は約21億円を試算する。
1968年度に架設した同橋(橋長12.5m、幅員10.9m)はJR根室本線をまたぎ、国道38号交点から庶路ICまでアクセスできる緊急輸送道路。完成から50年以上が経過し、老朽化や損傷が著しいため18年度の点検で早期の対策が必要と判断した。安心・安全な道路交通網確保に向け架け換える。
計画では560mを対象に線形を東にずらし、幅員を10mから11mに広げる。新橋は3径間連続鈑桁とする見込みで、壁式橋脚と逆T式橋台を2基ずつ設ける構想。28年度の完了を目指す。
5月の公共事業評価専門委員会で国に23年度着手を要望する事業として妥当と判断され、6月の道議会建設委員会で計画を報告。事業採択となれば初年度は用地買収やJR北海道との協議を進め、24年度以降に本工事に取り掛かる。現橋は新橋完成後に解体する。