高級ホテルやオフィスなどで構成 28年供用開始目指す

複合ビルの完成予想図
大通西四丁目南地区市街地再開発準備組合(札幌市中央区大通西4丁目1、理事長・土本清幸平和不動産社長)は、道銀ビルディングと西側に隣接する新大通ビルディングの一体開発で新築する複合ビルについて延べ9万9400m²の規模で計画している。最高高さは約185m。高級ホテルやオフィス、商業などで構成する。2022年度の札幌市の都市計画決定と23年度の事業認可を経て、早ければ24年度に着工する見通しだ。
12日に発表した。再開発ビルは大通西4丁目1にある両ビルの敷地5030m²に新築する。S一部SRC造、地下3地上34階建てで、容積率は約1650%。上層階に国際水準の宿泊機能を備えたホテル、中層階に高機能オフィス、低層階に商業など人がにぎわう空間、地下には地域熱供給施設を置く。
地下鉄南北線大通駅ホーム階と接続する予定。低層部屋上には屋外テラスを設ける。現在進めている設計で概要を固める。供用開始は28年を目指す。
道銀ビル(SRC造、地下3地上12階、延べ2万8793m²)は1964年、新大通ビル(SRC造、地下2地上10階、延べ1万7319m²)は79年にそれぞれ竣工した。
再開発メンバーには平和不動産のほか北洋銀行、札幌市など地権者5社が名を連ねる。