区画整理148ha 総事業費27億円を試算
上川総合局産業振興部は、美瑛町の中山間地域型横牛地区について2024年度の事業化を目指している。区画整理148haを計画しており、総事業費は27億円を試算。採択後は調査設計に取り組み25年度の着工を目指す。事業期間は、32年度までを想定している。
同地区は、美瑛町の中央北部に位置する水田地帯。水稲を主体とし、転作作物のトマトや葉物野菜を作付けしている。
手狭なほ場を大区画化し、営農の効率化を図る。新規で22年度からの2カ年の調査計画地区に認められた。
全体では区画整理148haを計画し、それに伴って用水路と排水路の整備を見込む。
暗渠は、現在農家からの希望がないため予定されていないが、同部調整課の桜木高宏主幹は「農家にヒアリングし、区画整理と併せた暗渠工事を勧めたい」としている。
総事業費の内訳は、現段階では区画整理に21億4000万円、測量設計費に4億8500万円、用地補償費に1000万円、換地費に6500万円を試算している。