区画整理406ha
十勝総合局産業振興部は、水利施設等保全高度化畑地帯総合整備型明倫新和地区の2023年度採択を目指している。区画整理406haを計画。総事業費は12億円で、事業期間は29年度までを見込む。
幕別町西部を流れる1級河川十勝川水系の猿別川と茂発谷川沿いに位置し、低平地と丘陵地に広がる畑作地域。畑作4品を主体に、やまのいも地域ブランド「和稔じょ」やニンジンなどを生産する。急速冷却できる冷蔵貯蔵施設があり、安定した品質の農産物を全国に供給している。しかし、未整備のほ場は急勾配や排水不良で営農障害が発生。勾配修正や除れきを施し、農業生産力の向上を図る。
区画整理は10億5700万円を投じる。整地、暗渠、除れきを施し、排水性を改善する。疎水材は5―25mmの粒度調整砂利、暗渠は径60―150mmの合成樹脂管を想定。大型機械導入による作業効率を高める。
21年度は実施計画策定を北海道土地改良事業団体連合会が担当した。10月にも事業計画概要を作成する。受益面積は406ha、受益戸数は30戸。このほか、測量設計費に1億4300万円を充てる。