「大札新」をスローガンに官民一体で都心部再開発をPR―。
札幌市は、都心部で次々と計画が浮上する大規模再開発と連動した企業誘致を強化する。14日には、札幌の街が大きく新しく変わることを表した「大札新」と、高層ビルがデザインされたロゴを公表。官民一体でロゴを活用し、再開発や企業誘致PRに取り組む企業、団体などで構成する「大札新パートナーズ」を22日に設立する。
30年の冬季五輪・パラリンピック招致や北海道新幹線札幌延伸に連動して大規模再開発の計画が進み、大量のオフィス供給が見込まれる。これを絶好の機会と捉え、官民一体で企業誘致に取り組むため、ロゴとスローガンを策定した。
パートナーズ制度は、取り組み趣旨に賛同した企業などを対象にロゴを名刺や広報物、ホームページ、建設中のビルの仮囲い、工事用垂れ幕など幅広く活用できる。市によると不動産管理業や仲介業、オフィス内装業、人材紹介業など幅広い企業から既に賛同を得ている。
22日から市公式ホームページの申請フォームなどから申し込みが可能。また、同日には東京都内でキックオフセミナーを開く。開発事業者らが市内の再開発の状況や今後の展望について話す。会場とオンラインのハイブリッド開催で20日まで参加を受け付けている。
市は今後10年間で150社の企業誘致を目指す。