イーテックスが役務提供型の第1号に
対価は得意分野の草刈り―。イーテックスは室蘭市八丁平1号公園のネーミングライツスポンサー契約を市と締結した。市が2022年度に導入した役務提供型の第1号。愛称は「イーテックス公園」で、ネーミングライツの対価として同社が公園施設の草刈りと収集運搬をする。契約期間は3年間。同社が15日、現地に看板を設置した。

役務提供型第1号となった「イーテックス公園」
八丁平に本社を置く建設業者。公園は市の雪捨場となる。同社が冬場の除雪を請け負っていた縁から、夏の間も公園の草刈り奉仕を続けている。
市からネーミングライツスポンサー制度の紹介を受け、市と協議の上、自社で草刈りをする役務提供型の契約を1日に締結した。市のネーミングライツは公共施設で11例目、公園では6例目となる。
石田博社長は「子どもたちが快適に遊べる公園にしたい」と意欲的だ。
市管財課では「希望する企業からの問い合わせが複数来ている。今後は施設の修繕やアップグレードなども選択肢としたい」と話している。(室蘭)