草地整備稚内第3地区の23年度以降残事業費は4.3億円

2022年07月22日 17時00分

高品質な飼料生産、作業効率化

 宗谷総合局農村振興課は、道営草地整備稚内第3地区(稚内市)の2023年度以降の残事業費として草地整備改良296.1haなどに4億3200万円を試算している。高品質な飼料生産と作業効率向上を図る。24年度の完了を目指している。

 同地区は、稚内市抜海、声問、宗谷村などに広がる。広大な土地条件と冷涼な気候に適合した草地型酪農の専業地帯で、食料供給基地として地域経済の発展に貢献している。

 しかし、不陸の発生やそれを起因とする湛水(たんすい)により、牧草収穫時の刈り残しや作業時期の遅れなど、収量や品質に影響がある。草地整備などの基盤整備により、高品質な飼料生産の増大と作業効率の向上で生産コストの低減を図るため、20年度に事業化した。

 受益戸数46戸に対し、受益面積は650ha、事業量は草地整備647.3ha、草地造成2.8ha、総事業費9億8500万円を予定している。22年度は2億6800万円を投じ、草地整備190haを進めている。


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