総事業費6億円 24年度以降着工目指す
稚内建管は、2022年度に枝幸町内で新規事業化した通常砂防上流川に幅約140mの堰堤1基を新設する。同河川で未整備となっている砂防施設を造り、土砂災害や土石流を防ぐ。事業期間は26年度までを想定し、総事業費は約6億円。着工は24年度以降を目指している。
北見幌別川に合流する上流川の下流には耕地が広がるとともに、道道歌登咲来停線が延び、歌登本幌別の集落などがある。
同河川の流域内では砂防施設が未整備となっており、大雨時に土砂が流下する可能性があることから、同建管は堰堤を整備することで、住民の生命や財産、交通の安全を確保することを目的に事業化を目指していた。
整備概要は幅約140m規模の堰堤を1基整備する。22年度は6000万円を投じ、地形調査や地質調査、予備設計、環境調査などを進めている。23年度は地質調査のほか、堰堤と道路の詳細設計を要望している。