トップは吉本組 16億円獲得
後志管内土木3官庁(小樽開建、小樽建管、後志総合局農村)の2022年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度同期より5者少ない103者が9.9%減の244億9537万円を受注。トップは吉本組で10件、16億9385万円を積み上げた。
税抜きの開札結果を集計し、共同体は構成比率に応じて配分。21年度末発注のゼロ国債やゼロ道債、翌債、年度末契約分は全額、多年度債は22年度支払い分をそれぞれ計上した。
吉本組は古平漁港ほか1港東防波堤改良その他(開建)や、茅沼鉱山泊線防災安全B地方道切り土補正・繰越(建管)を共同体メインで落札。20年度から施工中の泊共和線(建管)の橋梁とトンネルの22年度支払い分もあって額を伸ばした。
2位は協成建設工業。5号共和町ワイス改良(開建)など9件、16億6086万円を受注した。3位につけた佐々木組は5号仁木町種川橋下部(開建)や泊共和線防災安全B地方道切り盛り土ほか補正・繰越(建管)を共同体メインで請け負い、8件、11億9587万円を獲得した。
発注機関別の受注額は開建が9%減の176億2268万円、建管が19.9%減の53億3837万円、総合局が33.9%増の15億3432万円だった。
地域別で見ると、後志管内の業者は3者多い59者が5.6%減の193億9017万円を受注。受注額に占めるシェアは79.2%で3.6ポイント拡大した。管外の道内業者は2者少ない35者で、7.9%下回る37億7315万円を獲得。シェアを0.3ポイント上昇の15.4%とした。道外業者は6者少ない9者が47.3%減の13億3204万円を受注し、シェアが3.9ポイント縮小の5.4%となった。