4%減、253億円受注 首位は松本組
渡島・桧山管内主要土木官庁の2022年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。117者が258件、253億4027万円を受注。松本組が7件、21億9778万円で首位に立っている。
函館開建、函館建管、渡島総合局と桧山振興局の両農村振興課発注分を対象に開札結果を税抜きで集計。21年度末発注のゼロ国債、翌債などは全額、多年度債は22年度支払い分を計上した。共同体受注は出資比率に応じて配分している。
開建の函館・江差自動車道茂辺地木古内道路北斗茂辺地IC―木古内IC間の工事が21年度で一段落したため、前年度同期に比べ受注者数は20者、件数は50件、金額は10億8461万円、4.1%それぞれ減少した。桧山農村で整備の終盤に差し掛かっている地区が多くなっていることも影響した。
松本組は227号厚沢部町新中山トンネル(開建)の2年目支払い分や、中の川漁港水産生産基盤整備(建管)などを積み上げた。2位は斉藤建設で、278号尾札部道路の改良(開建)2件や駒ケ岳火山砂防尾白内地区(建管)など8件、21億8432万円を落札した。
3位の森川組は共同体サブの新中山トンネルの2年目に加え、229号せたな町美谷改良ほか(開建)、古部漁港機能保全(建管)など8件、15億1279万円を落札。高木組は砂原漁港マイナス3m岸壁建設その他(開建)や函館海岸災害復旧(建管)など7件、13億9698万円で4位につけた。
地域別に見ると、管内業者は92者が230件、1.5%減の212億4992万円を落札。管外の道内業者は18者が21件、38.9%減の18億6608万円、道外業者は7者が7件、23.6%増の22億2427万円を獲得した。
シェアは管内が2.2ポイント上がり83.9%、管外道内は4.1ポイント下落し7.4%、道外は1.9ポイントアップの8.7%だった。