札幌市水道局は豊平川水道水源水質保全事業で、受配電・自家発電設備新設を19日に一般競争公告する。対象は電気Aの単体か特定共同体。9月上旬の入札を予定する。概算工事費はこれまで5億円以上としていたが資材などを見直し、2億5000万円以上5億円未満に設定した。
濃縮層や分水井など既に着工している各施設や機器などに電気施設を新たに設置する。受配電設備は6・6㌔㌾、主変圧器容量は500㌔㌾㌂となっている。
自家発電設備はディーゼル発電機で、燃料に軽油を使用。出力は54・9㌔㌾㌂以上で、どちらも管理センター建屋内に新設する。加えて、管理センター、濃縮槽、分水井、合流井に発電設備と現場操作盤を設置する。
9月下旬に着工し、2026年3月までに完成させる計画だ。
一連の工事では、10月下旬以降に監視・計装、薬品、電気の各設備新設と、建築付帯の機械設備の告示を予定している。
豊平川水道水源水質保全事業は豊平川の水質を保つことを主目的とし、白川浄水場に河川水のヒ素を除去するための取水設備を設置する。