西20丁目通新設Ⅱ期の26年度着工目指す 岩見沢市

2022年08月09日 17時23分

道道昇格を要望

 岩見沢市は、3・4・39西20丁目通の都市計画街路新設のⅡ期工区整備に向けて、市道から道道昇格を要望しており、2026年度の着工を目指している。Ⅱ期は北3通―4条通(道道岩見沢月形線)間の延長780m。23年3月完了の詳細設計を踏まえ、23年度は都市計画変更、用地確定測量、用地買収、家屋補償に取り組む。用地買収や家屋補償は25年度までかかる見通し。

 詳細設計から完成までは10カ年程度の期間を想定。概算事業費は40億円で、うち工事費に37億6000万円を試算する。工事費の内訳は、橋梁部に20億円、軟弱地盤対策に14億円、道路に3億6000万円をそれぞれ見積もるが、現在進めている詳細設計で事業費を固める。

 道道昇格については、21年度から市が道に対して要望。22年度は空知地方総合開発期成会としても要望している。

 3・4・39西20丁目通整備は、北3条西20丁目から国道12号南町1丁目を結ぶ路線。Ⅰ期は4条通から国道12号までの延長700mで、12―18年度までに整備した。

 Ⅱ期は21年度に土質調査解析と予備設計の修正設計、22年度に詳細設計を実施。いずれも開発調査研究所が担当している。

 修正設計の段階では延長780mのうち、170mはJR函館本線をまたぐ跨線橋となる予定。4条通側の140m、北3条側の210mは幅員4.5―5.5mほどの既存道路があるため拡幅し、それ以外の区間260mは新設としている。

 幅員はⅠ期と同じく車道6m、停車帯両側1.5m、歩道両側4.5mの計18mで整備する。

 橋梁部分は車道6m、路肩両側1m、歩道両側3.5mの計15mを予定。4径間連続箱桁。橋の手前の盛り土は軟弱地盤対策が必要となる。

 20年3月に都市計画決定し、JR北海道や道など関係機関と整備について協議を継続。線路軌道部上空の橋梁部はJR北海道の受託工事となる見通し。


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