デジタル活用で証明書申請の効率化実現
デジタル活用で全国自治体が課題解決へ。内閣官房が主催する「夏のDigi田(デジデン)甲子園」で、北見市が取り組む「書かないワンストップ窓口」が、本道代表として全国大会に進出している。政府公式サイトに1分間の紹介動画が掲載されていて、インターネット投票を15日まで受け付ける。
夏のDigi田甲子園は、デジタル活用で地域の課題解決や魅力向上などにつなげる国の「デジタル田園都市国家構想」実現に向け、全国自治体の取り組みを広く募集し、特に優れたものを岸田文雄首相が表彰する。
実装部門の北見市は、標津町、神恵内村とともに本道代表に選出された。
市の書かないワンストップ窓口は、証明書の申請をもっと簡単に、効率的にしたいとの職員提案からスタート。業務ノウハウを搭載したシステムで、役所の対面業務を支援する仕組みを構築した。
従来は、さまざまな種類の申請用紙があり、用紙記入と内容確認に手間と時間を要していた。このシステムを構築することで、手続き、待ち時間の短縮やワンストップ対応による窓口移動回数の削減など、市民の利便性向上につなげた。
職員にとっても、業務集約による効率化やサービスレベルの標準化、RPA(ロボットによる業務自動化)導入による定型的業務からの解放、誤入力の低減といった効果が表れている。
全国自治体の取り組みやアイデア計159件の中から、インターネット投票と有識者による審査で、各部門の優勝者などを決定する。投票は1人につき、1つのメールアドレスとしている。
詳細は夏のDigi田甲子園政府公式サイト[↗]に掲載している。