北見市の取り組みが本道代表に 「夏のDigi田甲子園」

2022年08月11日 08時00分

デジタル活用で証明書申請の効率化実現

 デジタル活用で全国自治体が課題解決へ。内閣官房が主催する「夏のDigi田(デジデン)甲子園」で、北見市が取り組む「書かないワンストップ窓口」が、本道代表として全国大会に進出している。政府公式サイトに1分間の紹介動画が掲載されていて、インターネット投票を15日まで受け付ける。

北見市の取り組みを紹介する動画

 夏のDigi田甲子園は、デジタル活用で地域の課題解決や魅力向上などにつなげる国の「デジタル田園都市国家構想」実現に向け、全国自治体の取り組みを広く募集し、特に優れたものを岸田文雄首相が表彰する。

 実装部門の北見市は、標津町、神恵内村とともに本道代表に選出された。

 市の書かないワンストップ窓口は、証明書の申請をもっと簡単に、効率的にしたいとの職員提案からスタート。業務ノウハウを搭載したシステムで、役所の対面業務を支援する仕組みを構築した。

 従来は、さまざまな種類の申請用紙があり、用紙記入と内容確認に手間と時間を要していた。このシステムを構築することで、手続き、待ち時間の短縮やワンストップ対応による窓口移動回数の削減など、市民の利便性向上につなげた。

 職員にとっても、業務集約による効率化やサービスレベルの標準化、RPA(ロボットによる業務自動化)導入による定型的業務からの解放、誤入力の低減といった効果が表れている。

 全国自治体の取り組みやアイデア計159件の中から、インターネット投票と有識者による審査で、各部門の優勝者などを決定する。投票は1人につき、1つのメールアドレスとしている。

 詳細は夏のDigi田甲子園政府公式サイト[↗]に掲載している。


関連キーワード: ICT オホーツク 働き方改革

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,413)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,319)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,318)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,123)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,066)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。