24年度着工を計画
渡島総合局農村振興課は、農道集落道整備鉛川地区の2024年度着工を計画している。約600mの道路新設で、総事業費に2億5000万円を試算。22年度は調査設計を進め、23年度に用地確定測量を予定している。
八雲町内の同地区は市街地から西へ5kmに位置。酪農を中心とした営農を展開し、現道の終点部には民間の養豚場がある。
現況は全幅5mで、道道八雲北桧山線との接続部付近は8.5%の急勾配となっている。このため、大型農業車両の走行やすれ違いが困難、冬季の路面凍結により一時停止位置で止まれないといった課題がある。
これらの解消へ現道の南側に延長570mの道路を新設する。車道5m、全幅6.5mの対面通行可能な道路とし、勾配も緩和する。歩道は設けない。
工事費に2億1500万円を試算。調査設計に2600万円、用地補償費に900万円を見込んでいる。
受益面積は32ha、受益戸数は3戸。26年度の事業完了を目指している。