帯広開建
帯広開建が進めている十勝川水系河川整備計画の2023年度以降残事業費は826億円となっている。河道掘削の延長は43.7kmを残し、暫定堤防の完成堤防化や急流河川の堤防保護対策を進める。
同計画は10年度に策定し13年度に変更。総事業費1690億円を投じ、十勝川水系の直轄管理区間で整備に取り組んでいる。
河道掘削の内訳は、本川の十勝川が8.4km、支川は利別川23.8km、下頃辺川5.5km、途別川4.1km、浦幌川1.5km、浦幌十勝川0.4kmと続く。これらの延長は点在する箇所が集まる範囲であり、施工延長とは一致しない。
各河川には法面勾配が急な暫定堤防があるため、断面を大きくし、勾配が5割の完成堤防化を進めている。堤防整備が必要な区間405.1kmのうち21年度末までに352.1kmが実施済みで、進捗率は86.9%となっている。
堤防保護対策は、音更川、札内川の各下流部で計画。それぞれ十勝川との合流点から、音更川は約10km(共和橋上流部)、札内川は約15km(南帯橋上流部)までの範囲で高水敷護岸を施す。
河道掘削計画範囲の詳細は次の通り。
◇十勝川▽礼作別川合流点―第1十勝川橋梁6.2km▽千代田分流堰―十勝中央大橋2.2km
◇利別川▽十勝川合流点―東橋22.2km、東橋上流0.6km、愛のかけ橋下流1km
◇下頃辺川▽豊稔橋上流5.5km
◇途別川▽十勝川合流点上流4.1km
◇浦幌川▽浦幌十勝川合流点上流1.5km
◇浦幌十勝川▽河口から上流0.4km