札幌市は24日、米里排水機場更新を一般競争公告する。ポンプをメインに各設備を更新。対象は機械設備の単体で、過去にポンプの新設、増設、更新のいずれかの施工実績があることなどを求める。9月14日の開札を予定する。
白石区米里5条2丁目4の1にある同施設は、市が管理する唯一の排水機場。米里幹線排水からポンプでくみ上げた水を月寒川へ流す役割を持つ。1983年の供用開始から40年近くたち、修繕が難しいため更新する。実施設計は帝国設計事務所が担った。
メインのポンプ設備2台は2023―24年度で1台ずつ更新を図る。渇水期の冬場に施工する計画。1台当たりの排水能力は毎秒2・5㌧とする。
自家発電設備はディーゼルエンジンを使用。2台で、出力は各100㌔とする。加えて、燃料タンク1台、配電盤、監視制御設備を更新する。
10月中旬ごろに着工し、25年3月14日までの完了を目指す。
このうち、トイレ、給水設備などの建築付帯工は、23年12月中旬の完成を予定する。
7月末公表の発注見通しでは、金額区分を5億円以上に設定している。