最多は128億円の斜里飽寒別
網走開建が所管する直轄農業農村整備の2023年度以降残事業費は406億3400万円となる見通しだ。22年度に八十士地区が完了すれば7地区となる。斜里飽寒別地区が最多の128億5000万円、北見二期地区が87億3300万円と続く。
各地区の総事業費から21年度までの執行額と22年度の当初予算額を引いて残事業費を算出した。
斜里飽寒別地区は総事業費が130億円で22年度着手のため、残事業費が最多となった。主要施工箇所である排水機場2カ所と排水路15・2㌔が未着工だ。総事業費37億円のうち34億9000万円を残す常呂川下流地区は、排水機場2カ所と排水路0・7㌔が着工前。両地区は23年度の着工を目指している。
一方、進捗率が低いのは富里ダムの管理設備改修を控える北見二期地区。進捗率が高い地区は、八十士、津別、宇遠別川の順だ。津別地区の残事業費は10億8000万円と最少で、宇遠別川地区が11億6600万円で続く。
各地区の総事業費と残事業費は次の通り。(①総事業費②残事業費)
◇国営かん排▽網走川中央①106億円②63億9100万円▽北見二期①104億円②87億3300万円▽常呂川下流①37億円②34億9000万円▽斜里飽寒別①130億円②128億5000万円
◇国営施設機能保全▽宇遠別川①35億円②11億6600万円
◇国営農地再編整備▽津別①152億円②10億8000万円
◇国営緊急農地再編整備▽雄武丘陵①142億円②69億2400万円