市住整備に13億円要望、忠和団地の水回り改修も
旭川市は、2023年度交付金・補助金の国費1次要望で、約13億2800万円(事業費ベース)を市営住宅整備費として積み上げている。大半が第2豊岡団地2号棟B工区建て替えの継続費に充てられ、新規では同団地3号棟建て替えの実施設計に着手する予定だ。忠和団地の水回り改修も盛り込んでいる。
国の社会資本整備総合交付金、補助事業の23年度概算要望を集計した。
豊岡5条1丁目1の22ほかで建て替えを進めている第2豊岡団地は、22年度に着工した2号棟B工区の23年度分の継続費として約9億円を要望。22年度の社会資本整備総合交付金の再申請が受理される可能性もあるため、その場合は22年度補正予算に計上して繰り越す構えだ。
同団地3号棟はRC造、7階、延べ3400m²の規模でエレベーター1基を備える。1号棟西側に新設することとし、23年度の実施設計着手、24―25年度の2カ年で完成させる計画だ。23年度要望には実施設計費2700万円を盛り込む。
同団地建て替え関連では、2号棟B工区の駐車場など外構実施設計費680万円、既存3、9号棟の解体実施設計費500万円、1、2号棟の解体除却費1億7700万円を措置。新団地への移転費用として90万円を充てる。
長寿命化関連では忠和団地のユニットバス化、キッチンや浴室の給湯システム一体化に4000万円を要望。25戸で改修を進める。
用途廃止を見込む中央団地については、解体費用5400万円を計上。瑞穂団地、千代ケ岡団地など他の用途廃止予定団地では移転補償費260万円を確保する。
P 老朽化した第2豊岡団地を建て替えて集約する