区画整理73ha、用水路14.7kmなど
留萌振興局農村振興課は、経営体二股第2北地区(羽幌町)の2023年度以降残事業として区画整理73haなどに15億9300万円を試算している。ほ場の大区画化や用水路整備を施し、経営環境の安定化を図るもの。28年度の事業完了を目指す。
同地区は羽幌川の左岸に広がる水田地帯。高品質米「オロロン米」の生産、アスパラガスやカボチャといった高収益作物の作付けを展開している。
事業を通じ、ほ場は現行の標準区画0.4haから1.2haに拡大するとともに暗渠整備も進め営農労力の節減を図る。老朽化によるひび割れが目立つ用水路も改修し、安定した供給環境を整える。
20年度に事業化し、全体では整地84haと暗渠53ha、用水路15.9kmの整備を計画。総事業費は19億9400万円を見積もる。
22年度までに整地11haと暗渠9ha、用水路1.2kmの整備を終え、4億100万円を執行する見込み。
23年度以降は整地73haと暗渠44haを合わせた残事業費に4億1239万5000円、用水路14.7kmに11億8060万5000円を試算している。