一部除き構造上危険な状態
森町は駒ケ岳小耐力度調査の結果をまとめた。一部の管理棟や校舎を除き、構造上危険な状態だと判断。このため、長寿命化改修や休校などを含め、今後の対応を検討している。住民説明会などを経て年度内に方針を固める考えだ。
駒ケ岳453にある同小は1951年に完成。増改築を繰り返し、平屋、延べ1812m²の規模となっている。構造はRC造、S造、W造が混在する。5月1日時点で3学級18人の児童が通う。
耐力度調査は1万点を満点とし、RC造、S造、補強RC造は4500点以下、W造は5500点以下の場合に構造上危険な状態の建物と判断。70年以前の建物については緩和措置があり、RC造などを5000点以下、W造を6000点以下としている。
同小は建物全体のうち1627m²が構造上危険な状態とされた。
このため、町は長寿命化改修や休校、他校との統合などの措置を検討。また児童数の減少に伴い、学校の規模を現況より縮小し、空いたスペースに町民が利用できる施設を設ける案なども挙がっている。
総事業費は未定だが億単位に上るとみられる。