用水路4432mなど 転作作物の安定生産目指す
空知総合局産業振興部は、深川市で区画整理などを進めている経営体北納内1地区の2023年度以降残事業費に14億8700万円を見込む。残事業量は農業用水路4432m、農業用排水路1556m、区画整理64.4haとなっている。
区画整理と用排水路の整備を実施するもので、総事業費は24億7600万円。19年度に着工し、27年度の事業完了を予定している。
同地区は、深川市内の石狩川と雨竜川流域に広がる平地。水稲や小麦、メロン、カボチャ、スターチスを生産していて受益面積は122.9ha、受益戸数は17戸ある。
1次整備のままの小区画ほ場が多く、作業効率の悪化が懸念となっている。ほ場の大区画化と暗渠排水の整備により高品質米や転作作物の安定生産を目指す。
区画整理の内容は、整地、道路、用排水路、暗渠。用水路は塩ビ管、排水路はコンクリート柵渠とコンクリートフリュームで整備する。暗渠は素焼き土管で、疎水材としてビリ砂利を用いる。
残事業費の内訳は、農業用用水路4432mに6億8967万円、農業用排水路1556mに9311万円、区画整理64.4haに4億3165万円、測量試験費に2億4794万円、用地補償費に1389万円、換地費に1074万円。
22年度は、農業用用水路256mに4300万円、農業用排水路382mに3600万円、区画整理17.2haに1億3100万円を充てている。