永山西小改築に7億円 旭川市教委が23年度国費要望

2022年09月05日 17時10分

 旭川市教育委員会は、2023年度国費要望で永山西小の校舎・屋体現地改築とプール解体に7億4219万5000円の措置を求めている。23年度はプールの解体を先行して進め、秋ごろに校舎・屋体の新築を発注する見通し。校舎・屋体は2カ年で完成させ、プール新築は25年度の着工を見込んでいる。

 永山7条11丁目1にある永山西小は、現校舎(RC造、3階、延べ4349m²)と屋体(RC一部S造、平屋、延べ1045m²)がともに1965年の建設。耐震性不足や老朽化を解消するため、敷地内での建て替えを計画している。

老朽化した校舎や屋体を敷地内で改築する

 新施設は校舎がRC造、3階、延べ6000m²、屋体がS一部SRC造、平屋、延べ1300m²、プールはS造、平屋、延べ200m²で基本設計をした。工事費は校舎に22億円、屋体に8億円、プールに2億円をそれぞれ見込んでいる。

 基本設計は直営。実施設計は建築が創明建築設計事務所・三建設計事務所・広建築設計事務所共同体、設備が塚田設備管理・創明建築設計事務所共同体、プールが空間工房シリウス、外構がダイイチプラニングで進めている。

 現校舎の南東側にある同小グラウンドに校舎と屋体を新築した後、現施設を解体。校舎跡には新しいグラウンドを造成するほか、道路を挟んで南東側、永山8条11丁目22にあるプールを敷地内に移転改築する。

 23年度国費概算要望では校舎に5億4625万円、屋体に1億8662万5000円、現プール解体に932万円を要望。プールの解体を先行して進めるため、校舎・屋体の着工は秋ごろとなる見通しで、2カ年をかけて整備する。

 新校舎への移転が済んだ25年度に現校舎・屋体の解体とプール新築に着工して、26年度にグラウンドを造成して事業を終わらせるスケジュールを想定している。

 


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