冬季五輪招致の機運醸成へスローガン 下旬にもネット投票

2022年09月11日 10時00分

札幌市などプロモ委が会合

開催意義やスローガン策定に向け意見を交わした

 札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)は8日、市内で北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピックプロモーション委員会の第4回会合を開き、開催意義を踏まえた分かりやすいメッセージ、スローガンの策定について意見を交わした。今後、ワーキンググループ(WG)での議論を踏まえてスローガン3案程度を作成。今月下旬にもインターネット投票をし、10月中旬のWGで最終案を決める。

 これまでの会合では、共生社会やレガシーなどの各分野ごとに大会の開催意義を議論。今回はSDGsと経済・まちづくりについて意見を交わした。

 市が示した開催意義の取りまとめ素案では、共生社会の分野で「雪と共存し、雪がある生活に誇りを持てる街・地域」のほか、「利用者目線でのバリアフリー推進」、レガシーでは「大会開催による市民生活向上」などを挙げている。

 これらの開催意義を踏まえ、理解促進や機運醸成に向けて国民向けのメッセージとスローガンを策定する。

 非公開での会議終了後、取材に応じたプロモ委の岩田圭剛会長は「人や街だけでなく、大会も新しいステージを目指してはどうかという意見があった」と明かした。

 WGの木村麻子座長は「意見交換を通して、大きく変わることや持続可能で心豊かな未来をつくる、札幌の良さを伝えるといった観点からスローガンを作ることを確認した」と話した。


ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 古垣建設
  • 東宏
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,161)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,485)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,379)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,357)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,328)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。