中頓別小を改修・増築
中頓別町は、義務教育学校建設に向けた基本設計の公募型プロポーザルを10月に公告する。老朽化が進む中頓別中の機能を中頓別小に移転し義務教育学校として2026年度の開校を目指す。同小の改修と同時に延べ2800―3000m²規模を増築する。併設する学校給食センターも改築する。
中頓別305に位置する同中は、校舎が1968年建設のRC造、3階、延べ3036・98m²、屋体が69年建設のS造、平屋、延べ781m²。町はこれまで耐震改修などで対応してきたものの老朽化が著しくなってきたことから、建て替えを検討。その結果、中頓別小へ機能を移転し、義務教育学校にすることを決めた。
移転先の同小は、中頓別998にある。校舎・屋体ともに90年建設で校舎がRC造、2階、延べ2264・68m²、屋体がS造、延べ1009m²。改修は1―9年生のクラス確保や、技術室などの特別教室を確保するため大規模な改修となる見通し。校舎西側にある町民センターとの間に延べ2800―3000m²の規模で増築する。
また、同小に併設する学校給食センターも老朽化が進んでいるため、併せて改築し、義務教育学校内に移す。町は隣接する町民センターの役割を生かし、地域一体となった教育を展開していく方針だ。
基本設計は、13日開会の定例町議会に委託料1068万7000円と基本設計支援198万円を計上。基本設計は22―23年度で2137万4000円、基本設計支援は396万円の債務負担行為を設定する。
発注は公募型プロポーザルを採用し、10月にも公告し、年内の契約、23年6月ごろまでの業務期間を想定。基本設計完了後は速やかに実施設計へ移行し、年度内で完了を目指す。24―25年度で施工し、26年度の開校を目指す。