9.8億円を試算 根室市の23年度下水道施設関連整備

2022年09月15日 16時36分

終末処理場機械更新など

 根室市は、社会資本整備総合交付金を活用する2023年度の下水道施設整備関連事業費に9億8400万円を試算している。下水終末処理場の機械設備更新などを中心に計画。うち交付金の概算要望額は、5億2100万円となっている。

 市は19年度策定の下水道ストックマネジメント計画(19―23年度)に基づき、下水道施設を計画的に更新している。

 西浜1丁目205、206にある下水終末処理場は1985年に運転開始。機械設備の老朽化が進んでいるため、段階的に機器更新に取り組む。21、22年度では、総事業費13億4278万円を充てて新たな汚泥乾燥機棟の設置を進めている。

 23年度は、汚泥脱水機と汚水ポンプ、次亜塩注入ポンプなどの更新を計画する。脱水機は事業費5億5000万円、汚水ポンプは3億1200万円を見込む。いずれも単年での施工を想定するが、半導体といった資材不足などが影響すれば2カ年にわたる可能性もある。

 次亜塩注入ポンプなどの更新は3000万円を予定する。さらに場内用水のポンプ設備などの更新を24年度以降に計画。23年度は設計を進める方向で、委託費3000万円を盛り込んだ。

 このほか、根室中央第1中継ポンプ場の沈砂かき揚げ設備などの更新に2000万円、マンホール内ポンプ所3カ所の更新に6000万円をそれぞれ計上した。


関連キーワード: 下水道 根室

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • 日本仮設
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,413)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,351)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,346)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,325)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,041)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。