移住体験住宅をリノベ・空間演出で魅力上昇
良品計画(本社・東京)は、清水町が民泊物件として活用する移住体験住宅3軒をプロデュースする。インテリアコーディネートやリノベーションを施し、物件の魅力を高めて利用者の移住検討につなげる。
清水町は6月に米民泊仲介大手のAirbnbと包括連携協定を結び、移住体験住宅を民泊として活用するなど、取り組みを進めている。
良品計画は1日にAirbnbと包括連携協定を締結。全国の空き家や空き店舗、地方自治体管理の住宅をプロデュースし、多様な宿泊施設と地域のにぎわいの創出を目指している。第1弾として清水町で取り組みを展開する。
インテリアコーディネートは、移住体験住宅清水の2号と3号で実施し、13日に予約を開始した。北1条2丁目1の3にあり、JR十勝清水駅が近い。2021年12月に実働日数32日で完成させた道内初の木造応急仮設住宅で、移住体験住宅として住環境の実証実験中。無印良品の日用品などをセットし、地元に暮らすような民泊空間を演出した。
残る1軒は、来冬からの運用に向けてリノベーションを進める。南4条西3丁目5にあり、1998年に建設した。コンセプトは「日常の家」で、地元の食などを楽しむ空間とする。造作家具は道産木材を使う見通しだ。(帯広)