奥尻港の養殖サーモン「淡雪」 開発局がいけす拡大へ

2022年09月23日 10時00分

港内での畜養・養殖水平展開に前向き 可能性探る

 北海道開発局は、道内港湾の静穏域を利用した畜養・養殖の可能性を模索している。奥尻港では2021年11月にいけすを設け、トラウトサーモンを養殖。ことし6月に初水揚げを迎え、「淡雪(あわゆき)」のブランド名で販売した。11月からは円形のいけすを使用して規模を拡大し、試験養殖を実施する。

 本道沿岸はほぼ外海に面しているため、畜養・養殖施設は常に高波浪による被害の危険がある。

 港内の静穏域に施設があれば、生産が安定するほか漁船の移動距離が短くなり、漁業者の負担が軽減する。

 漁業者、桧山振興局、奥尻町などによる奥尻島サーモン養殖協議会が、奥尻港内へのいけす設置を主導。いけすは10m四方でトラウトサーモンの稚魚を放流した。初水揚げで大きいものは65cm、5kgに上った。11月に設置するいけすは、直径20mの円形型を見込んでいる。

 開発局は港内の畜養・養殖施設設置の水平展開に前向きな考えを示している。食料安全保障が危ぶまれている今、地方部の産業強化はハード整備と併せ、重要性を増している。


関連キーワード: 水産

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • オノデラ
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,718)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,500)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,203)
おとなの養生訓 第170回「昼間のお酒」 酔いやす...
2019年10月25日 (1,084)
住友生命、札幌ビルの建て替えを検討 入居ホテル24...
2022年12月09日 (829)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。