整備方針や規模、機能など
北広島市は、西の里複合施設新築の基本構想を年度内に策定する。現西の里公民館の場所で計画し、公民館機能を廃止した上で、学童クラブや児童センター、市役所西の里出張所などを設ける考え。既存施設より規模は大きくなる見通しだ。事業費は億単位を見込む。整備方針や規模、機能、事業スケジュールなどをまとめ、住民説明会や基本計画策定に備える。
西の里南1丁目2の4にある西の里公民館(SRC造、平屋、延べ483m²)は1976年度の建設。実習室や地区図書館、西の里出張所、西の里小の学童クラブなどの機能を持つ。
2018年度に老朽化や狭隘(きょうあい)化の改善、利便性向上へ複合化する方針を示していた。
新施設に設ける学童クラブは、西の里公民館にある西の里学童クラブと近隣の民間施設を活用した西の里第3学童クラブを集約したもの。公民館が手狭なため分かれているが、1カ所にしてより良い環境を整える考えだ。8月1日時点で88人が利用している。
0―18歳向けで市外在住者も利用できる児童センターを設置するほか、出張所や図書館、貸しスペースなどを考えている。
公民館は西の里ファミリー体育館、西の里会館と隣接しているため、機能のすみ分けを図る。