国営かん排笹川地区 帯広開建が23年度に着手目指す

2022年09月22日 16時45分

総事業費40億円 排水路1条6.3km新設

 帯広開建は2023年度、国営かん排笹川地区の事業着手を目指している。総事業費は40億円を試算。延長6.3kmの排水路1条を新設する。初年度の調査設計、土地改良法手続きを経て、早ければ24年度に着工。完了は30年度を見込む。

 同地区は然別川左岸と国道274号の間に位置。小麦やバレイショなどの畑作4品目やキャベツなどを作付けしている。受益面積は611ha、受益者数は29人。

 1968―84年の国営鹿追土地改良事業で排水網を整備している。気象条件の変化で降雨量が増えた結果、排水能力の不足が課題となっている。たん水被害も発生しているため、基幹排水路を新設することで、接続する道営・団体営の排水路と合わせて被害解消を図る。事業効果は年間2億2800万円を見込む。底幅1.5―3mで掘削し、連結ブロック護岸を施す方針だ。

 整備に向け、20年に受益者と鹿追町が事業促進期成会を設立。十勝圏活性化推進期成会の23年度要望にも新規で盛り込んでいた。


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