23年度調査着手を要望 帯広開建のかん排札内川流域地区

2022年09月26日 16時08分

対象は4市町村内の3万haを想定

 帯広開建は、国営かん排札内川流域地区で2023年度からの調査着手を要望している。農林水産省の23年度農村振興局関係予算概算要求に調査費を計上。調査対象は帯広市、中札内村、更別村、幕別町内の約3万haを想定する。用水需要や既存施設の老朽化などを調査しながら事業計画をまとめ、早期着工を目指す。

 同地区は札内川左岸の中札内村や更別村、帯広市南部の大正地区や幕別町南部の明倫地区を含む約3万ha。畑作4品のほか、帯広市のメークイン、中札内村の枝豆といったブランド野菜の栽培が盛んだ。

 1990―2009年の札内川第一土地改良事業などで用水施設を整備した。近年は離農者の増加で1戸当たりの経営面積が広がり、小麦の栽培が増えるなど営農環境が変化。最適な農業用水計画を立案し、パイプラインなどの配置を検討する。

 調査着手が決まれば受益面積、営農、排水、環境配慮、施設、費用対効果などの各計画を取りまとめた事業計画書を立案。一般的には3カ年ほどの期間を要する見込みで、計画がまとまり次第、着工に向けた手続きへ移行する。


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