営農用水登別地区に着工へ 23年度に配水管700m新設

2022年09月27日 16時53分

 胆振総合局農村振興課は、水利施設等保全高度化営農用水登別地区の2023年度着工を目指している。初弾として中札内幹線配水管第1支線で延長700mのルート新設を想定し、事業費1億4000万円を要望する。22年度は同区間のほか、札内幹線配水管の市道カルルス路線沿いなどでも調査設計を進めていて、早期発注に備える。

 22年度の採択事業。登別市の簡易水道区域内、札内地区を中心に老朽管1万5000mの布設替えと札内浄水場の計装機器更新を計画する。家畜用水を中心に水需要が多い一方、老朽管からの漏水が深刻化している現状を改善するのが目的だ。総事業費は12億円を試算する。

 老朽管布設替えのうち、配水管の総延長は9600mに上る。当初計画を変更し、中札内幹線第1支線がサト岡志別川を横断する区間を解消することにした。このため、川を迂回する延長700mの新ルートをGX形ダクタイル鋳鉄管で建設する。初弾工事とする考えだ。

 22年度は同区間のほか、札内幹線の市道カルルス路線沿い、中札内幹線の市道富浦札内路線沿いでも調査設計を進めている。設計ストックとして確保し、早期発注に備える。


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