宗谷港本港基盤整備 23年度以降は物揚場などに4億円

2022年09月27日 17時13分

 稚内開建は、宗谷港本港地区地域生活基盤整備(稚内市)の2023年度以降残事業費に4億740万円を見込み、マイナス2.5m西船だまりや南埠頭の物揚場などに取り組む。事業期間は26年度まで。

 日本最北の宗谷岬に隣接する宗谷港は、ホタテやタコ漁などが盛んで、200隻以上の漁船が利用する水産拠点となっている。新たな物揚場や防風雪施設などを整備。荷役や準備作業にかかる時間を短縮し、水産品の安定的な供給や水産加工関連の設備投資を呼び込むといった基幹産業の発展を図る。

 また、避難港としても位置付けられている。防波堤や物揚場整備によって近隣漁港を利用する小型船の避難が可能となり、海難事故の減少が期待される。

 北防波護岸や北副防波堤、北外・北内防波堤などに、1997年度着工した。21年度の再評価ではマイナス2.5m西船だまり物揚場と同南埠頭物揚場の施行箇所付近を航行する船舶の安全性に配慮して工程を見直し、東道路改良も利用者との調整の結果、物揚場整備を優先するため着工を延期し、事業期間を26年度まで先送りした。

 22年度は1億260万円を投じ、マイナス2.5m西船だまり物揚場の整備を進めている。23年度以降は同物揚場の整備を推進するほか、24年度から2カ年で南埠頭物揚場、最終の26年度に東道路を改良する。


関連キーワード: 宗谷 港湾

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • 日本仮設
  • web企画
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (3,175)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,497)
ヒトデ由来成分でカラス対策 建設業界に鳥類忌避塗料...
2019年06月28日 (1,388)
交通体系整備を考える会、札幌外周高速道を構想
2023年06月20日 (1,368)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,333)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。