空荷トラックでホタテ輸送 枝幸町とヤマト運輸

2022年10月02日 10時00分

物流課題解消へ

 枝幸町とヤマト運輸は、ふるさと納税返礼品として人気のホタテを、トラックの空荷で配送する実験を始めた。町と物流課題について協議を進める同社の物流網を使い、ホタテを一括輸送する。実験は2023年3月まで実施し、片荷輸送や輸送コストの軽減など、道北地域で抱える物流課題の解消に向けた糸口としたい考えだ。

 道北地域では配送トラックの片荷輸送やドライバー不足による物流コストの高騰が課題となっている。24年度からは時間外労働の上限規制が適用され、効率的な物流体制の確立が求められている。

 そのため、道北地域での物流拠点化を目指す名寄市とヤマト運輸、枝幸町の3者で21年11月から協議を進めていた。

 実験では、これまで加工業者が個々に依頼していたホタテの配送をヤマト運輸が担当。トラックの空荷を使い、同社の拠点までまとめてホタテを輸送する。

 町産ホタテはふるさと納税返礼品として人気を誇る。毎年12月に道外からの申し込みが増加し、年内に配送できないことがあるほか、人員不足に悩む加工業者にとって配送業務の負担が重く課題だった。

 町はヤマト運輸が配送を一括し、業務が分担されることで配送効率が高まり、配送日数が短縮されることを期待している。

 枝幸漁業協同組合と協力して実験する。今後は町内の業者とも連携し実験を広げたい考えだ。

 町と協議を進める名寄市は、今回の実験結果を参考に拠点整備の検討を進める。(稚内)


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