恵庭市の市民会館耐震改修 24年度着工

2022年10月03日 18時50分

事業費13億―14億円、年内にも設計発注

 恵庭市は2024年度、市民会館の耐震改修に着工する。耐震化のほか、防火設備改修や屋上防水などを施し、概算事業費は13億―14億円とする。設計費約3000万円を12月の第4回定例市議会で補正措置する方針。早ければ年内に発注し、22―23年度で基本設計と実施設計を進める考えだ。25年度の完了を目指す。

 新町10にある市民会館はRC造、地下1地上3階、延べ7427m²の規模で、1979年度に建設した。1階に816席の大ホール、2階に会議室やリハーサル室、3階に500人収容可能な平土間の中ホールを備える。

 耐震改修や老朽化の対応と合わせて利便・機能性向上に取り組む考えだったが、自然災害の増加などを受け、安全確保や防災力向上に関する部分を優先する。

 耐震化の設計は14年度に北洋設備設計事務所で終えている。外付けブレースや大ホール・中ホールの屋根ブレース、耐震スリット新設などを見込む。事業費6億7000万円を試算したが、増える見通しだ。

 新たに発注する設計では、大・中ホールの天井耐震化やエレベーター・防火設備改修、屋上防水のほか、防災拠点としての機能強化へ発電機設置などを考えている。


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