水産物供給基盤機能保全の事業内容に追加 23年度にも着工
小樽建管は、島牧村歌島地区で進めている厚瀬漁港水産物供給基盤機能保全について、厚瀬地区での施設整備を追加する計画だ。既存の防波堤や岸壁の長寿命化を図る考え。2023年度にも外防波堤とマイナス3m泊地に着工する。
厚瀬漁港は主に刺し網漁業を展開している。施設の一部は老朽化が著しく、崩壊による漁港機能の喪失を防ぐ必要があるため、17年度に事業着手した。
現時点での総事業量は歌島地区の西防波堤33.2m、北防波堤87.5m、マイナス2.5m物揚場55.3m、船揚場65.4m。総事業費は2億8800万円とし、25年度の完了を目指している。
23年度以降、歌島地区は西、北防波堤とマイナス2.5m物揚場の整備を残す。
厚瀬地区での追加施工に要する事業費は検討中。計画変更に向け、豊水設計が同地区の外防波堤、北防波堤、マイナス3m泊地、マイナス3m岸壁、道路を対象に23年3月10日までを業務期間に調査設計を進めている。