区画整理47haに11億円 整地、用排水路、暗渠など推進
空知総合局産業振興部は、2022年度に着工した経営体東滝川第2地区(滝川市)の工事を23年度から本格的に進める。23年度以降残事業費に13億6000万円を見込む。残工事量は区画整理47.2haに11億2700万円となっている。
区画整理を実施するもので、総事業費は14億円だ。22年度に区画整理の付帯工を進め、23年度から工事を本格化。30年度の事業完了を予定している。
同地区は滝川市東部に位置する起伏がない水田地帯。受益戸数は6戸、受益面積は47.2ha。水稲、カボチャ、小麦、ソバを基幹作物とする。
暗渠排水の経年劣化などにより作物の生育不良が発生。ほ場の区画が40a程度と狭小なため、大型機械での作業に支障を来している。2.6ha程度への大区画化に加え、用水路のパイプライン化で営農作業の効率化を図る。
区画整理の内容は、整地、道路、用排水路、暗渠。用水路は塩ビ管、排水路はコンクリートフリュームと塩ビ管で整備する。暗渠は合成樹脂管で、疎水材としてビリ砂利を用いる。
残事業費の内訳は、区画整理47.2haに11億2700万円、測量試験費に1億8800万円、用地補償費に1750万円、換地費に2750万円。