苫小牧港東港区周文ふ頭1号岸壁 管理組合が周辺整備計画

2022年10月11日 17時00分

舗装や道路延伸に19億円

 苫小牧港管理組合は、室蘭開建による東港区周文ふ頭1号岸壁の整備に合わせ、2022―27年度で周辺整備を計画している。荷さばき地やシャーシヤードのアスファルト・コンクリート舗装、新岸壁まで続く道路約700mの延伸などを想定。総事業費に19億5000万円を見込んでいる。

 供用している周文ふ頭2号岸壁は延長270m、水深9mで、自動車や日用雑貨を取り扱う。700台収容可能なシャーシヤードがあるが、荷下ろしスペースの不足や混雑、輸送効率の低さなどが課題となっている。

 このため、1号岸壁の新設を含めた苫小牧港東港区浜厚真地区複合一貫輸送ターミナル整備が22年度に新規事業化された。

 施工は室蘭開建と管理組合で分担する。開建は延長270m、水深9mの1号岸壁や2号岸壁との取り付け部分20mの整備などを担う。

 管理組合は、約4万5800m²の規模でヤードのアスファルト・コンクリート舗装を実施。これによりシャーシヤードの収容可能量が約300台増え、既存と合わせて約1000台分確保する。

 また、1号岸壁周辺で新たな道路を整備。延長は693m、幅員は15mで計画している。

 22年度は地質調査、用地設計、調査測量を発注。23年度は追加の用地測量、仮設道路の入札を見込む。

 23年度までに設計など終え、24年度から本格的に舗装と道路整備に入る予定。事業費は用地整備に15億、道路整備に4億5000万円を充てる考えだ。


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