590mに8億円試算
函館建管は北檜山大成線の一部区間590mに歩道を新設する。通学路の安全確保が目的。合わせて車道を拡幅する。2024年度の着工、26年度の完了を目指している。総事業費は8億円程度とする。
せたな町内の北檜山区豊岡と大成区宮野を結ぶ路線。歩道の新設は大成区都地区で計画している。
同線から100mほど北に進んだ場所に町立久遠小が位置。多くの児童が通学に利用しているが、歩道が設置されていないため車道脇を歩いている。冬には雪山で道幅が狭くなり、視界も遮られることから危険な状況となっている。
町は17年度に町通学路安全推進協議会を設置し、町通学路交通安全プログラムを策定。同線の危険箇所を洗い出した。また、都地区開発期成会として歩道整備の要望を建管側に求めていた。
現況は車道片側1車線の全幅6.5m。車道を8.5mに拡幅した上で片側に2.5mの歩道を設置し、全幅11mとする。
設計は完了していて、22年度は用地測量のほか、一部用地買収などに取り掛かる。
安全を早期に確保するため、車道拡幅と歩道新設が完了した箇所から順に供用開始する見込みだ。