体育館改修実施設計へ 公園団地建て替えは継続
北見市留辺蘂自治区は市留辺蘂まちづくり協議会に、2023―25年度を期間とする市第2期総合計画第5次実施計画への要望事業案を示した。老朽化が進む町体育館の長寿命化改修に向けた実施設計を盛り込んだほか、継続の公園団地建て替えは事業費に12億6470万円を見込む。計画期間内に6棟24戸を新築する。道路整備では留辺蘂町20号線道路などを挙げている。
協議会は留辺蘂自治区内の一般市民らで構成。市第2期総合計画第5次実施計画策定に向け、同自治区が反映を求める事業について協議し、11月に答申する予定だ。
町内旭公園に位置する町体育館はRC造、2階、延べ2856m²の規模で1980年に完成。アリーナや幼児体育室、小体育室などを備える。築後40年以上が経過し老朽化が進んでいることから、市は22年度、耐震診断・現況調査を進めている。
今後も継続して安心安全に活用できる施設機能を維持するため、耐震性を確保した長寿命化改修を目指す方針。23年度は2500万円を充て実施設計に取り組む考えだ。
公園団地は24棟92戸を12棟48戸に再編する。23年度はW造、平屋の7、8号棟8戸の新築や5、6号棟の実施設計、24年度は5、6号棟8戸新築や9―12号棟の実施設計、25年度は9、10号棟8戸新築などを計画する。
道路整備では、留辺蘂町20号線道路を盛り込んだ。道が予定する河川改修に合わせ改良舗装し、大型農業車両の安全な通行と生活環境の改善を図る。23年度は320万円を充て延長100m分の設計を進め、24年度に用地確定測量、25年度に4335万円を投じて施工する。
このほか、留辺蘂町あさひ保育所2号通109m、同栄町道路190mの改良舗装やLED灯80基の切り替え、ハナワビバウシ川改修などを挙げている。