3672mを北側から順次着手 28年度完了予定
根室振興局農村振興課は2023年度、農道・集落道整備高度化奥行西地区の初弾として改良約700mを予定している。別海町内の砂利道3672mを改良舗装する事業で、北側から順次改良する計画。期間は28年度までの8カ年を見込む。
別海町中心部の南東に位置する同地区では、飼料生産基盤を生かした大規模な酪農経営が営まれている。整備を計画している路線は、受益農家が集乳・通作、生活道路として利用。砂利道で降雨・降雪時にはぬかるむため、輸送に支障が出ている。
このため総事業費7億6150万円を投じて、3672mにわたり改良舗装を施し、農産物などの輸送効率化や牧草の砂塵被害解消などを図る。受益戸数は7戸で、受益面積は501haとなっている。
現況は車道4m、全幅6m。凍上抑制層62cm、下層路盤20cm、アスファルト安定処理5cm、密粒度アスコン3cmで構成する。
21年度に東邦コンサルタントで調査設計を完了。22年度は用地測量を津村測量設計で進めている。23年度以降の残事業費は7億800万円。計画区間のうち北側から順次改良を進め、26年度からは舗装を中心に施工する考えだ。