せたな町が町立国保病院建て替えに総額29億円を試算

2022年10月25日 17時30分

 せたな町は町立国保病院の建て替えで、早ければ2023年度に設計を発注する。現況よりも規模を縮小し、延べ3000m²程度を想定。解体などを含めた総事業費は29億円程度とする。27年度の開院を目指している。

現在の町立国保病院

 北檜山区北檜山378の同病院はRC造、2階、延べ4313m²の規模で、1974年に建設した。診療科目は内科や整形外科、外科など7つ。町内最多の60床を持ち、瀬棚区の瀬棚診療所、大成区の大成診療所と共に町内全区の医療を支えている。

 老朽化して外壁や屋根の傷みが見られ、一部で雨漏りしているほか、病室に冷房がなく、夏は扇風機でしのいでいる状況だ。

 これらの改善と地域医療の充実を図るために建て替える。病院敷地内での整備を検討。人口減などを踏まえて病床数を35床ほどに削減し、合わせて建物規模を縮小する。現病院では手薄なリハビリテーションサービスの拡充を図る。

 基本計画を年内にも策定する予定。設計は基本設計と実施設計をまとめて発注する可能性がある。2カ年での施工を考えている。


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