売却か駅前広場を想定
北広島市は移転新築中の土木事務所に関し、2023年度に跡地の利活用を検討する。23年3月に開業するエスコンフィールドHOKKAIDOに近接。民間事業者への売却かJR新駅の駅前広場としての活用を想定する。夏以降の発注を見込む事務所解体と同時進行で検討に取り組む。解体は年度内に終え、利活用についても早期に固める考えだ。
JR千歳線沿いの共栄196の1にあり、ブロック造、平屋、延べ281m²規模の事務所と、S造、平屋、延べ889m²規模の車庫・倉庫で構成する。敷地面積9240m²。一帯は建ぺい率80%、容積率400%の商業地域となっている。
中の沢403で施工中の新事務所は23年秋の供用開始を目指している。23年度は事業費約1億円を充て、外構と現事務所解体に取り組む。外構は4月に公告し、敷地内の舗装8000m²程度と駐車場25台分の整備などを見込む。
JR新駅は新球場開業に伴う請願駅。現土木事務所付近に建設する場合は跡地を駅前広場など公共利用するが、活用しない場合は民間事業者に売却する考えだ。
現在は市が負担金を出し、JR側で駅舎の基本設計などを進めていて、完了すると概算整備費や工事スケジュールが示される見通し。24年度の着工、27年度の開業を目指している。