8%減、347億円 松本組が首位
渡島・檜山管内土木3官庁の2022年度上半期(4―9月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。139者が412件、347億373万円を受注。12件、31億9248万円を積み上げた松本組が首位だった。
函館開建、函館建管、渡島総合局と檜山振興局の両農村振興課発注分を対象に開札結果を税抜きで集計。21年度末発注のゼロ国債、翌債などは全額、多年度債は22年度支払い分を計上した。共同体受注は出資比率に応じて配分した。
函館江差自動車道北斗茂辺地IC―木古内IC間の一服などを背景に前年度同期に比べ、受注者数は16者、件数は47件、金額は8.3%、31億6495万円それぞれ減少した。10億円以上の受注者は1者減の5者だった。
第2四半期(7―9月)に松本組は開建の函館港西防波堤、建管の噴火湾パノラマパーク公園施設改築などを受注。唯一30億円台に乗せた。
2位の齊藤建設は開建の函館江差自動車道北斗市一本木防雪柵設置を落札し、10件、27億1732万円とした。森川組は12件、18億6501万円で3位。古部漁港機能保全など建管発注工事4件を追加した。
地域別に見ると、管内業者は107者が373件、3.2%減の304億8836万円を受注。管外の道内業者は23者が30件、48.8%減の19億4210万円、道外業者は9者が9件、12%減の22億7327万円だった。
シェアは管内が4.6ポイント上昇の87.9%、管外道内が4.4ポイント低下の5.6%、道外が0.2ポイント後退の6.5%だった。