水平力分担構造を設置 24年度以降は3橋脚整備
旭川市は、花咲大橋の耐震補強で、2023年度はP1橋脚の水平力分担構造設置に1億5000万円を国費要望している。P2、P3、P6の3橋脚の整備を残していて、27年度の事業完了を目指す。
石狩川に架かる花咲大橋は、花咲町や春光地区と新富町を結ぶ342mの長大橋。上部はポステンPC箱桁、下部は逆T式橋台2基、壁式橋脚6基で構成する。
橋脚のRC巻き立てなど耐震補強・長寿命化を15年度から実施。21年度までにA1、A2橋台、P4、P5橋脚の整備を終えていて、22年度はP1、P2の巻き立てを進めることにしている。
23年度は落橋を防ぐための措置として、P1橋脚と桁の接合部に水平力分担構造を設置する計画。23年度国費要望では1億5000万円の措置を求めている。
24年度以降はP2、P3、P6の3橋脚を整備し、27年度の事業完了を予定。総事業費として14億円を投入する見込みだ。