工事受注6%減、361億円 トップは西村組
オホーツク管内土木3官庁(網走開建、網走建管、オホーツク総合局調整課)の2022年度上半期(4―9月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は361億4730万円で、前年度同期と比べ6.8%、26億3114万円下回った。管内業者のシェアは88.3%で2.2ポイント減。13件、26億5360万円を獲得した西村組がトップを維持した。
落札額を税抜きで集計し、設計変更分は含んでいない。21年度発注のゼロ国債やゼロ道債、翌債などは全額を、多年度債は22年度支払い分を加算。共同体は出資比率に応じて分配した。
業者数は3者少ない139者、件数は21件マイナスの430件だった。発注機関別では、オホーツク総合局調整課のみ前年度同期の受注額を上回った。開建は136件(6件減)で173億3722万円(10.8%減)、建管は179件(13件減)で92億9936万円(9.6%減)、調整課は115件(2件減)で95億1070万円(5%増)という内訳だ。
第2四半期(7―9月)の発注は89件、55億7464万円あった。落札額が1億円を超えたのは18件で、最高額は開建の238号湧別町信部内改良で2億4860万円。単独受注した大同産業開発は第1四半期(4―6月)の20位から14位に上昇した。
上位10者を見ると、第1四半期に8位だった土屋工業が、建管の北見白糠線補道172補修訓子府大橋補正明許ほかを請け負い6位に上がった。このほか、三和工業、南建設、五十嵐建設が順位を上げた。
地域別の受注額は、管内業者が319億1014万円(9.1%減)、管外業者のうち道内が30億4462万円(6.1%増)、道外が11億9253万円(44.9%増)だった。
シェアは、管外道内が8.4%(1ポイント増)、道外が3.3%(1.2ポイント増)を占めた。第1四半期と比べると、管外道内は0.6ポイント、道外は0.4ポイントそれぞれ減少し、管内業者が0.9ポイント伸ばした。