国保病院と保健福祉施設が対象 一部着工の可能性も
豊浦町は、自立分散型エネルギー設備等導入事業の2023年度着手を目指している。災害時などに備え、町国保病院と総合保健福祉施設に太陽光発電やエネルギーモニタリングシステム(EMS)を導入する。基本設計を23年1月に終える見通し。23年度は実施設計を発注するほか、予算が付けば一部着工し、24年度までの2カ年で取り組む。
基本設計は、自立分散型エネルギー設備等導入調査事業として、指名型プロポーザルで10月25日にパナソニック環境エンジニアリングと税抜き591万円で契約。導入可能性調査やシステム構成、配置、数量などの検討を進めている。
公共施設への再生可能エネルギー導入の一環として、東雲町で隣り合う両施設に太陽光発電設備、蓄電池、高性能省エネタイプの空調、LED照明などを導入し、EMSで制御する態勢を整える。
2施設合わせた敷地面積は1万4378m²。太陽光発電設備の設置は既存敷地の空きスペースや隣接する町有地の活用を想定し、設計で詰める。