忠別川と牛朱別川 旭川市のかわまちづくり計画案

2022年11月21日 16時26分

親水広場や路面表示設置 年度内に策定、23年度登録目指す

 旭川市は、忠別川と牛朱別川のかわまちづくり計画案をまとめ、12月にもパブリックコメントを実施する。忠別川ではJR旭川駅南側など3カ所にラフティングボートの発着ができる親水広場を整備するといった施設整備を構想。牛朱別川は左岸のサイクリングロードに路面表示を設置する考えだ。

JR旭川駅南側など忠別川3カ所に親水広場を設ける

 かわまちづくり計画は、良好な水辺空間づくりのために河川管理者や住民が共同で作るソフト・ハード政策。市は2009年に石狩川で同計画を作成し、常磐公園近くの堤防でスロープや階段を設けて水辺に親しみやすい空間づくりに取り組んだ。

 22年度は市内中心部を流れる忠別川、牛朱別川の計画策定に着手。旭川市、旭川開建のほか、有識者、地域住民らで構成するかわまちづくり懇談会で議論を重ねている。

 計画案には忠別川がラフティング、サイクリングの拠点となるよう水辺の施設整備を盛る。ラフティングボートの発着が可能で水遊びもできる親水広場を3カ所設ける考えで、下流側はJR旭川駅の南側左岸にある広場近くに斜路や護岸を整備する。

 中流域には神楽岡公園のある左岸付近にも親水広場を設置。上流側は道道旭川環状線のツインハープ橋の上流右岸側にも同様の施設を設けるほか、河川敷に大型車両が乗り入れられるよう取り付け道路の拡幅も計画している。

 これらの親水施設や道路整備は旭川開建が担当。利用者向けの案内看板設置は市が行う。

 牛朱別川と上流の愛宕新川ではサイクリングロードの利用環境向上を計画。堤防天端からの河川敷への分岐地点に観光名所への距離などを記した路面表示を、旭川開建が設置する。

 計画は22年度内に策定し、23年度の登録を目指す。忠別川の親水広場は25年度の設計着手、26―28年度の施工を予定するほか、取り付け道路は24年度の設計、25年度の施工を見込んでいる。


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