逆T式擁壁は135m 歩道や仮道工も推進
旭川建管は2023年度、旭川市にある3・3・20永山東光線改築の工事費に約7億円を要望している。跨線橋設置と4車線化で交通混雑を緩和する事業。工事3カ年目となる23年度は、逆T式擁壁135mなどを進める予定だ。

3・3・20旭川市永山東光線改築の全体完成予想図
道道愛別当麻旭川線のうち、旭川環状線との交点から国道39号側へ1040m進んだ地点までが事業区間。都市計画道路3・3・20永山東光線の一部を形成している。
区間内にあるJR石北本線の踏切では交通混雑が頻発し、特に冬季の渋滞が著しい。安全かつ円滑な交通を実現するため、跨線橋設置と道路拡幅を施す。
道路部の計画幅員は30m。車道3.25mを4車線、歩道両側5.5m(植樹帯含む)、中央分離帯2m、停車帯両側2mを設ける。擁壁と跨線橋の両側には7.5m(車道3m、路肩2m、歩道2.5m)の側道も整備する。
15年度に事業化し、21年度から着工した。北側2車線を先行して進めており、擁壁設置を中心に施工。23年度も引き続き北側の逆T式擁壁135mをはじめ、歩道や仮道工を進める計画だ。
24年度以降のスケジュールとしては、4、5年程度かけて北側2車線の暫定開通を目指す。路盤舗装や跨線橋(橋長32m、全幅27.8m、2径間のPC橋)の施工が中心となる。跨線橋のうち線路敷地内の約17.5mは、JR北海道と協定を締結し施工を委託する。
暫定開通後は、早期に4車線で供用開始できるよう施工を進める。