5.4haの基盤整備など予定
札幌市環境局は2023年度予算要求で、48年度ごろの完成を見込む新たな一般廃棄物最終処分場に関連し、工事2件と設計1件に計3億1300万円を求めている。工事はともに22年度に続く敷地造成などで、設計は盛り土に関する実施設計。23年7、8月の公告を予定する。
工事のうち1件は敷地5.4haの基盤整備。造成や地下排水、伐根・伐採を施す。参加要件は土木A1の単体を想定する。22年度の初弾工は延べ5.9haの整備で、北英建設が税抜き2億3700万円で請け負った。
もう1件は仮設搬入路の整備。延長210m、幅員7―8mとする。参加要件は土木A2の単体を想定。22年度の初弾工は延長190mで開建工業が税抜き9500万円で落札した。
実施設計は、24年度に予定する載荷盛り土延べ5haが対象。敷地全体が軟弱地盤で強化が必要となっている。
市は仮称・北部事業予定地一般廃棄物最終処分場事業で、東区中沼町127や北区篠路町福移153にまたがる市有地23haで最終処分場を整備している。敷地を4―5haの5ブロックに分け、まずはAブロックを中心に手掛ける。Bブロックは31年度の設計を予定し、残りのC―Eブロックはさらにその後の着手となる見通しだ。
完成すれば、市内では山本処理場(厚別区)と山口処理場(手稲区)に次いで3カ所目の埋め立て処分場となる。